長く乗っていなかった車を調べてみると、すでに車検が切れていたといったケースは決して珍しくありません。もしも売却を考えているなら、いくつかやり方があるので覚えておけば、自分に合った方法を選びやすくなります。

車検を通してから売却

車検切れになった車を廃車にする方法の一つに、もう一度車検を通してから業者を呼んで査定をしてもらうという手があります。
メリットは車に乗って自由に移動できる点で、堂々と公道を走れるため、車の買い取り業者のところまで運ぶのが簡単です。いちいちトラックに積み込んだり、スタッフに来てもらったりといった手間を省けるのです。おまけにすぐに売却するのであれば、次の車検まで二年残っているので、これは買い取り金額に良い影響を与えるのは間違いありません。
ただし、注意しておきたいのは、車検を通すためには費用かかるという部分で、軽自動車だったとしても七、八万円程度はかかります。まして修理や交換をしたら十万円を超えてしまいますから、本当に車検を通した方が得なのかをしっかりと検討しましょう。様々な地域に店舗を持つ車検業者なら、よりお得な料金サービスなども用意していることがあるため確認しておくとよいですね。

仮ナンバーを取る

車検を通すのはお金がかかり過ぎる、それでも自分で運転して買い取り業者のところにまで廃車を運びたいというのであれば、仮ナンバーの申請をしてみると良いです。
街中で稀に見かける、ナンバープレートに斜めの赤い線が入っているもなのですが、申請は区役所や市役所に行けばできます。手続きに必要なものは運転免許証と印鑑、自賠責保険証の原本、手数料は申請する場所によって多少は増減しますが七百五十円前後です。運転する車を確認するための書類もいりますが、これは車検証を持って行けば問題ないです。
この方法の注意点は、仮ナンバーの有効期限が申し込んだ日を含めて三日しかないところです。そのため、早めに買い取ってくれる業者を見つけておきたいものです。

自宅で売却する方法

面倒な手続きはしたくない、お金もかけたくないと考えるているなら、自宅ですべてを済ませてしまいましょう。
買い取り業者を呼んでおけば良いのですが、くれぐれも車検が切れている旨を伝えた上で、それでも買い取れると言ってくれるところに依頼しておくのが、余計なトラブルを招かないコツです。
もしも一社ずつメールや電話をするのが大変、またはそんな時間がない場合なら、無料で複数の買い取り業者に依頼ができるインターネットサイトにアクセスしておくと便利です。タイミングさえ合えば一時間ほどで五から十社ほどの業者から金額の提示がある場合も珍しくなく、その中から上位の三社くらいに連絡をして見に来てもらえば、時間の節約になります。