廃車にするときに支払うリサイクル料金とは一体何か?

不動車を廃車手続きしようとした際に、解体費用の他に「リサイクル料金」も発生します。一体どういったお金で、なぜ支払わなければならないのかという点について詳しく解説していきます。リサイクル料が戻ってくるケースもあわせて見ていきましょう。

リサイクル料金とは?

リサイクル料金とは、平成17年(2005年)1月1日に制定されたリサイクル法に基づいて、車を所有する者すべてに支払い義務が生じるお金のことです。車を廃車にする際、シュレッダーダストやエアバッグ類・フロン類などの廃材を、自動車メーカーや輸入業者などがリサイクルしなければならない、とリサイクル法によって義務づけられました。その際に発生する、リサイクルにかかる費用や情報の管理費などに充てるためのお金を、車の所有者が支払う、というシステムです。リサイクル料金を支払えば、リサイクル券が発行されます。大抵の方は、車検証など大切な書類と一緒に保管されているはずなので、この機会に一度有無を確認してみてください。

リサイクル料金を支払うタイミング

“リサイクル料金を支払うタイミングは、新車購入時です。リサイクル法により、車を購入する際、同時にリサイクル料金の支払い義務が発生するため、購入時に支払っていることがほとんどです。
ただし、平成16年(2004年)の12月31日以前に車を購入した方に関しては、購入時にリサイクル法が制定されていないため、車検時もしくは廃車手続きの際に支払うこととなります。車検証とともに、リサイクル料金支払いを証明する「リサイクル券」があれば、既に支払いは完了しています。
ちなみに、リサイクル券を紛失したという方は、再発行はできませんが代わりの方法があります。「自動車リサイクルシステム」のホームページにアクセスして、車検証に記載されている車台番号と登録番号を入力し、「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリントアウトすればリサイクル券の代わりとなります。

リサイクル料金の金額と戻ってくるケースについて

リサイクル料金は、車の所有者に支払い義務があるという話をしましたが、今度は金額についても見ていきましょう。簡単な目安としては軽自動車の場合8,000〜16,000円となります。普通車の場合、10,000〜20,000円くらいになります。また、車種や年式、使われているエアバッグの材質やメーカーなどによっても料金が変わってきます。それぞれの自動車メーカーのホームページに記載されているので、そちらも参照してみてください。
廃車手続きを行う際、リサイクル料金が戻ってくるケースがあります。それは、自動車をスクラップ・解体するのではなく、買取業者によって買取・引き取ってもらった場合です。見積もりにリサイクル料金が明記されていたり、特に表記もされず大まかな買取料金に含まれていたりと、業者によってさまざまなので、必ず相見積もりを依頼して、納得のいく金額の業者に依頼しましょう。

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つぁいとと申します。趣味はドライブで今までたくさんの車に乗ってきました。
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