廃車も買取をしてもらえる時代になっていますが、しかしすべての自動車が廃車買取してもらえるわけではありません。
自動車の中には買取不可になり、無料廃車となるケースもありますので、廃車でもお金にすることができるわけではありません。
ではどのような自動車が廃車買取不可になるのでしょうか。

水没車は買取してもらえないことが多い

水没をした車は、修理することが非常に難しく廃車にするケースが多いです。
この水没車ですが、実は廃車でも買取してもらえないことが多く、良くても無料廃車になってしまうと思っておいたほうが良いです。
なぜ水没車が買取してもらえないのかですが、それはパーツの殆どが使用することができないからです。
自動車は電子部品が多く使われていて、水没するとほとんどの電子部品が使えなくなります。
エンジンも水没してしまうと、オーバーホールが必要でなおかつ多くのパーツを交換しなければいけません。
あらゆる部品が使えなかったり整備しないと使えなかったりしますので、水没車は廃車としても価値がなく買取拒否になることが多いです。
水没車は、高く売ろうと考えるのではなく無料でも良いので安く解体することを意識しておきましょう。

車検証がないと買取拒否される

事故車でもなく比較的新しい自動車だとしても買取拒否されるのが、車検証がない自動車です。
車検証は本来なければならない自動車の証明書で、紛失したとしても再発行手続きをすることで手に入れることができます。
しかし、車検証再発行手続きができなかったり認められなかったりすると、車検証がない自動車となります。
この場合、盗難車の疑いが出てしまいますので、その時点で買取拒否されますし、解体さえも拒否されてしまいます。
確実に解体してもらうためにも、車検証がなかったら再発行手続きをするようにしてください。
再発行手続きは、陸運支局で申請するとできるようになっています。
ただし現在付いているナンバーの管轄ではないと手続きできませんので注意が必要です。

買取拒否の可能性があってもまずは査定を

買取拒否になる可能性がある自動車でも、まずは査定をしてもらうことが必要です。
車検証がなく再発行ができない場合は、買取拒否されてしますが、その他の原因で可能性を持っていたとしても、絶対に拒否されるわけではありません。
水没車でも買取可能としている業者が存在していますし、古くて需要がない廃車でも買取をしている業者があります。
その業者によってOKNGが違ってきていますので、まずは査定をしてもらい本当にNGなのかどうかを確かめる必要があります。
また、一つの業者でダメとしていても、違う業者にお願いして査定をしてもらってください。
廃車として買取してもらうためにも、中古車買取同様に業者選びが必要となりますので覚えておきましょう。”